長万部写真道場研究所

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ついにあこがれの…(その3)

前回前々回の続きです。

 

台帳とコンタクトシートを準備し、実物と見比べながら整理作業を行いました。

 

当初は展覧会の撤収時に積み重ねた時の順番そのままに入れるようなつもりだったのですが、さすがに半年以上放置していたこともあり、せっかくなので台帳と見比べて、複写順、台帳の順番に対応させて入れることにしました。

この並べ替えの作業がかなり大変でしたが、なんとか完了しました。

アーカイバルボックスに写真を入れる際は、大下学芸員氏の教えに従い、写真と写真の間に「薄葉紙(はくようし)」という薄い保護用紙を挟んでいきました。

 

 

この1年ぐらいは調査のために写真を見ることはあっても、操作が手軽な複写のデジタルデータをディスプレイ越しに見ていたので、久々に印画紙に焼き付けられた写真を見ると、存在感にハッとさせられました。

 

また、2018年時には1枚のみしか発見されていなかったキャプションが、澤さんのご自宅から更に発見されて、合計三枚になりました。

キャプションに対応する台紙付き写真も、すでに当研究所で保管しているもののなかにありました。

 

 

整理が終わった箱を、準備していたスチールラックに収納完了!

 

いやーヨカッタヨカッタ、と思うと同時に、……なんか、既視感が。

 

 

澤さんのお宅から発見した時の、台紙付き写真が収まっていた場所の写真を引っ張ってきてみました。

 

置き場所が少し変わっただけで、見た目には昔も今もほとんど状況変わらないかもしれないですね……。まあそれでも、そのまま放置よりはマシなのか?少しは寿命が伸びれば良いなあと思います。

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