長万部写真道場研究所

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北海道芸術論評第16号に論文を投稿しました

長らくご無沙汰していました。

写真道場の研究はずっと進めていました。

その成果として、下記のとおり、長万部写真道場についての調査報告が発表されましたのでお知らせします。

 

発行者の北海道芸術学会では販売はしていないとのことですが、国立国会図書館に16号が登録されましたら、「遠隔複写サービス」を利用してどなたでも取り寄せできるようになります。

このリンクで確認してください。

https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I027188649

 

タイトル 長万部写真道場—北海道・長万部町の写真団体における1950年代から60年代にかけての写真表現の変化—

著者 中村 絵美

発行 2024/3/31

掲載誌 北海道芸術論評(16)

発行人  北海道芸術学会

ページ数 pp.2-23.

 

撮影者や被写体となった方のご遺族・ご関係者の方等で本稿を閲覧したい方がいらっしゃいましたら、大変お手数ですが、当ホームページのお問い合わせ欄からご連絡をお願いします。

国立国会図書館他を諸事情で利用できない方等も、お問い合わせいただいて大丈夫です。ただし都合により返信が遅れたり、長期間メールの確認ができないこともあるのでご容赦を!

*長万部町図書館には蔵書がありますので、地域の方はそちらをぜひご利用ください。

 

余談。

実は、この論文の投稿後、査読の返却期間中に突然くも膜下出血+脳出血を併発発症しまして、緊急入院と手術をしました。確かに昨年はずっと体調の波が大きくて大変だったし、大きめの仕事や、大きめの展覧会に出す作品制作、そして博論研究関係の執筆と全て同時並行でこなしていたので色々プレッシャーは大きかったかなと思いますが…。いちおうスケジュール的には体に負担のすくない無理のない方法をとっていたにもかかわらず。直接的には先天性の原因で発症したとのこと。

原稿修正時、ほぼ半盲状態で臨まなければならず、北大芸術学の博士生仲間の上村さんに細かな修正のお手伝いをしていただきました。

いま振り返ると、当時の体調でよくできたなあと思います。

もしかしたら最後の執筆物になるかもしれないと思って完成させましたが、現在は視野がかなり回復し、日常生活にはほとんど支障がない状態です。それ以外の後遺症も、幸いありません。

ようやく、ブログでこのご報告を書くまでの余裕も出てきました。

おそらくこのブログでの報告はまた滞っていくと思うのですが、運営者本人の写真研究以外の執筆活動含めて、知人の勧めもあって、リサーチマップで管理することにしました。https://researchmap.jp/nakamuraemi

博物館学的に資料調査をしたり、地学者と共同で農業史的研究をしたり、写真を利用した応用研究も人に誘われるままにやってみたりしていました。

 

それともう一つ。

このホームページの立ち上げ当初にご連絡いただき知り合った写真家の佐藤祐治さん(当時、噴火湾地域出身の佐藤さんは掛川源一郎の写真調査をされていた)と何年も交流を続けた結果、同郷のよしみで共同企画の出版物を発行することになりました。長万部の忘れられてしまった古地名「寄木塚」を誌名にしました。今のところは5号までこのフォーマットで発行するという目標で続けています。こちらは現代のさまざまな世代、地域の写真家、美術家、学芸員の方々の寄稿を集めたアンソロジーになっています。津軽海峡はもとより、太平洋、オホーツク海、日本海、東シナ海をゆるやかに行き来するように作っています。写真成分多めですので、ご興味があれば覗いてみてください。

https://yorikitsuka.base.shop/

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