2018年はイベント以降、すっかり更新が滞ってしまいました。今年は体調を崩し気味で、あまり遠出の調査ということができず、町内の文献調査を地道に進めていました。
今年もまた長万部町で写真展とフォーラムを開催することとなりましたので、お知らせします。
今年度は、私(中村)が代表を兼務している北海道開拓写真協議会 http://hsp-web.jpn.org/ が主催となっています。当研究所からはデータベースや資料の提供などで全面協力する形で、開催を目指して数ヶ月前から頑張っています。
昨年の写真展以降、町民の方々から新たにご提供いただいた資料や情報などをプラスして、長万部写真道場の魅力について、ご紹介したいと思っています。
みなさま、ぜひお越しください。
会期:2019年2月19日(火)〜3月17日(日)
10:00〜18:00 / 木曜 10:00〜20:00
月曜 休館
料金:入場無料
会場:長万部町学習文化センター ロビー
北海道山越郡長万部町字長万部411番地216
◼︎展覧会にあたって
「長万部写真道場」は戦後間も無い1951年に北海道・長万部町で発足した写真愛好家集団です。彼らは、昭和期を代表する写真家・土門拳(1909-1990)の提唱したリアリズム写真運動の影響を強く受けながら、長万部町の開墾の様子や先住民の暮らしに関心を寄せ、被写体の一人一人の生き様や変わりゆく町の姿に価値を見出し、地域に根ざした視点で集団的に撮影を続けたアマチュア写真家たちでした。
今回は、昨年の展覧会で紹介した長万部写真道場写真群のほか、道場の副会長・澤博(1924-2012)が遺したカラーポジフィルムの中から新たなイメージをご紹介します。また、昭和初期に長万部町民がアイヌ文化保存を呼びかけ発行した写真絵葉書「アイヌ古代風俗エカシケンル絵葉書」(函館中央図書館所蔵)を複製で展示します。
会期:2019年2月24日(日)
13:30 ~ 15:30
料金:入場無料(申込不要/入退場自由)
会場:長万部町学習文化センター 文化ホール
北海道山越郡長万部町字長万部411番地216
※悪天候等により内容を変更または開催日を延期する場合があります。その場合は、北海道開拓写真研究協議会ホームページ、学習文化センター内掲示板で変更内容をお知らせします。
◼︎フォーラムについて
写真展に関連して、戦前・戦後を跨いで絶え間なく撮影されてきた北海道の写真について知り、郷土の文化資源としての写真資料の価値を再検討するフォーラムを開催します。
◼︎内容
13:30から
基調講演 「明治・大正期の北海道・写真 残された写真から」
講師 大下 智一 氏(北海道立近代美術館学芸企画課長)
14:20から
パネルディスカッション
テーマ:「北海道・歴史・写真を捉えなおす」
パネリスト:
大下 智一 氏(北海道立近代美術館学芸企画課長)
大友 真志 氏(写真家)
倉石 信乃 氏(明治大学理工学研究科総合芸術系教授)
モデレーター:
中村 絵美(北海道開拓写真研究協議会代表)
(クリックするとチラシが拡大されます)
主催:北海道開拓写真研究協議会 共催:長万部町
後援:長万部町教育委員会、長万部写真道場研究所
協力:株式会社 壮匠建設、函館アイヌ文化研究会
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