長万部写真道場研究所

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羅臼での複写作業:カラーフィルム一旦終了

角巻(かくまき)といえば東北。
東北移民の多い北海道でも、もちろん冬は角巻きスタイルでした。

小島一郎のモノクロ写真では、冬の白に三角形のフォルムで圧倒的な存在感を持って立ち現れる黒い塊が角巻の婦人たちだったりするのですが、カラーで見ると、こういうショットも絵になるので面白いですね
赤い角巻きはおしゃれでモダンです。

写真から見るに、長万部の婦人たちの角巻は赤よりもやっぱり黒めのものが多かったですが。
この人たちは市街地付近に住むオシャレさんなのかもしれません。

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お菓子の缶の箱に入っていたスライド入りフィルム約430枚スキャンし終えました。
箱ごとにナンバリングして、順にスキャンしていきました。
保存の箱自体を変えなければならないとは思いつつ、とりあえず入れていた箱にせっせと戻しながらスキャンしていきました。

安くて良い保存方法をご存知の方いらっしゃれば、ご教示ください。

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先週末露口さんから、台紙付きの写真などの複写していただいていたtifデータCD-Rをいただきました。
参考文献として「想起のインフラストラクチャー」(松浦寿夫、『表象08』、表象文化論学会編)で紹介されている『想起のかたち−–記憶アートの歴史意識』(香川壇、水声社、2012)を教えてもらいました。

「レフ・マノビィッチの「データベースは世界を事項のリストとして表象し、このリストを秩序付けることを拒む。反対に物語は一見、無秩序な事項(出来事)に因果関係の経路を作り出す。したがって、データベースと物語とは互いに天敵である」という一節に依拠して、香川氏がデータベース的なものが「統辞法的・物語的な構造化を拒む」と指摘している点」は、自分の作品とも関連しそうな気がして興味深いです。
読んでみようと思います。
露口さん、いつもありがとうございます!

(中村)

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